クラウディレイン ファイナルファンタジーXI ~追想~
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振り返るのは最後にしたい
例えると『頑張れ』なんて言葉は意味がわからない。

『頑張れ』なんて、頑張りたい人が頑張れば良い話で、頑張りたい自分の気持ちを人に押し付けるものじゃない。

頑張る人は言われなくても頑張るし、頑張らない人は所詮何もしない。

本当に頑張って欲しかったら自分が頑張ってる姿を全力で見せれば良い。

それで相手に何も伝わらなければ、結局何を言ったってその相手は何も変わらない。

もしも伝える手段が口先だけだったら、相手は自分のことを信じてもくれない。

結局大事なのは、想いを伝えるための心。信用に足る行動。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


最近、ふと思い出してしまうのは、苦い思い出ばかりで、楽しい思い出というのがなかなか出てこない。

何度も言うように、梅雨の時期はいろいろあったから、

いつか心から後悔しなくなるまでは毎年こんな状態で居るんかな。

それにプラスして最近は、

本格的にプレイした唯一のMMOであるFF11に続くFF14のプレイが現実的になってきたこともあって、

当時の最後の方の思い出を何度も何度も思い出してしまう。

とてもとても苦く悔しかった思い出。

二度とそういう想いは御免だし、同じ失敗はしたくない。

辞めた理由は大きく2つだけど、ひとつはたぶん一回書いたこと。

もうひとつは、あるメンバーからの信用をいつの間にか失ってたこと。

いや、そのメンバーには最初から信用されてなかったのかもしれないな。


俺は当時、今よりもっともっと高圧的な態度だった。

それはもちろん実質自分がリーダー格だと思ってたからであって、自分のそれまでの道のりに自信があった。

本物のリーダーを差し置いて「王様」とまで例えられたくらいメンバーからは偉そうに見えていたらしい。

自分でいうのもなんだけど、それでも、それだけのことをしてきたからこその立場だったと思っている。

だけど、いつからか、メンバーを手伝う必要も徐々に減って、ジュノ港モグに籠もってただただチャット

それだけが毎日の日課のようになっていた。

LS終盤近くなって、1メンバーに勧誘を許可した後はほとんど感知していない。

だから、その頃に加入したメンバーからすると

『こいつなんでリーダーでもなく何もしないのにこんな偉そうなんだ?』

って当然思われただろう。

そんなことを、人に言われるまで気づかなかった。

社会でも、偉い人が偉い立場でいられるのは、なんらかの形で他の者に恩を与えているからであって、

金も無ければ仕事もしないような、そんな人には着いていきたくないのと結局は同じことだと思う。

俺の態度は、例え気にかけてない相手でも、好意を持ってる相手でも、傍から見れば

『あの人のことが気に入らないのかな?』

という風に見えてしまうのかもしれないし、ましてそれが接されてる本人だったら

『自分のことが気に入らないんだな』

って、思わせてしまうこともあったと思う。

それが命取りだった。


ある日ログインすると、1メンバーが異様に余所余所しく、しかもどーもおかしい雰囲気で話しかけてきた。

なんだろって思ってたら

『この前このLSでチャットしてた俺の個人情報が2chに晒されてます。このLSでしか話してないことだから、このLSの人以外ありえないんですよ…』

そういうことを言われた。

そのメンバー+3人以外は、リーダー含め初期から俺がゆっくりとしっかりと作ってきたメンバーで

正直そんなバカなことがあるわけないって思ったし、他のとこでも覚えてないとこで話してたんじゃないのか?

って思った。

だけどその後メンバーからTellで

『あいつクラ(当時の俺)がやったと思ってるよ』

そういわれた。

理由は

『あの時(夜中)残ってたのは4人で、隊長・自分・タキスタだけだったから、その3人の中で可能性が一番高いのは「日ごろから俺を嫌ってるあいつしかいない」って言ってたぞ』

それを聞いて驚いた。

なんで俺が…?

なんで俺が自分の居場所を壊すようなことを……

疑われてるわけがわからなかった。

だって俺はそいつのことを全然嫌ってなかったし

幹部メンバーたちには

『なんか、ミッシン(最後まで俺らを慕ってくれた最年少メンバー)の最初のころに似てて好感がもてるなw』

って話してたくらいで、

嫌いだとか、気に入らないとか、考えてもいなかった。

だから俺を疑ったメンバーにそれを話すと

『誰かから聞いたのか…ぶっちゃけあんたがやったんだろ?あんた以外考えられねえんだよ』

もうそればっかり。

当時の俺からしたら

『2chってなんだ?』

って心から思ってて、最初聞いたとき本気でテレビのチャンネルだと思ったくらい何も知らなかった。

だって、当時のウチにはまずPCが置いてなかったし、

FF11の世界以外で、そういう「晒し行為」ってのがあること自体知らなかった。

そんな状態の俺がまったくわけのわからない状態で、非難されてる状況がホント意味わからなくて

何を言っても自分自身言い訳にしか見えないし、

そいつが加入してから約2ヶ月、ほとんどそいつとチャット以外でかかわったことなかったし、

客観的に見ても確かにそう見えるかもな…って思うし、

リーダーがそんなことするわけないってのは、俺含め全員思うことだし、

そうなると、LS内で誰かやったのなら4人目のタキスタがやったことになる。

以前からネットの便利さをすごく強調してくる奴で、

『中国のサーバー経由でゲームソフト(PS2とか)ダウンロードすれば絶対バレないんだ』

とかわけのわからない話を、具体的な方法まで俺にくどくどとしてくるような、ネット通だったし

もしかしたらタキスタがやったのかもなとは思った。

あの時も、その時も、タキスタは居るのに一言も話さなかったし。

だけど、俺の目にはそれまでのタキスタも良い奴に写ってた。

ずっとそう思ってたから、複雑な気持ちだったけど、どうせここまで疑われたら他の名前挙げたところで

信用もされず、仲間を売る姿がただ見苦しいだけだし、ひたすら「俺じゃない」ってことを言い通した。

誤認逮捕された人って、こんな気持ちなのかなって、思った。

俺がそんなことを考えながら黙ってても

リーダーはずっと延々と俺のことをかばい続けてくれてる。

俺の言うことを嘘でも「真実」だと心から信じてくれた男。

そいつを今度こそ俺が、何かあったら今度こそ俺が助けてやるんだ!

そう思って参加したLSで、またもかばわれてるのは俺だった。

『この2年、結局何にも変わらねえんだなぁ』

って思ったらホント虚しくて虚しくて、ものすごい脱力感に襲われたのをリアルに覚えてる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


原因が、無駄にメンバーを増やしたことと、自分以外に勧誘を許可したことだと思って、

それからは一度たりとも自分以外の誰にも勧誘させてないし、メンバーも無駄に増やしたりはしていない。

そんで、肝心の態度、というか、言動。

俺は13歳くらいから物事の考え方が変わってる気がしないから、やっぱり高圧的に見えてしまうんだろうし、

そうしていることもわかってるけど、その頃から比べたらこれでもものすっっごく遠慮して話してる…つも…り…

メールだと、リアルタイムじゃないから「丁寧な言葉を心がけよう」と思ってなるべく頑張るようにしてるけど、

チャットだと、どうしてもリアルにしゃべるような感覚で、

頭に浮かんだことをその瞬間に不必要にガンガン打ち込んでしまうから

行き過ぎた文章を打ちそうになったときは、いったん落ち着いて

Backspaceキーを長押しするようにしている。

でも、きっとみんなリアルでもそうなんだと思う。

自分だけじゃなく、みんなBackspaceキーにお世話になってるんだとおもう。

言いたいことはとりあえず打つ。

だけど、言ったつもりで消して打ち直す。

リアルもネットも、大人って難しいな。


今のリーダーや、これまでのメンバーにはそういう自分の暗い話はしていない。

特にリーダーには、ただただ楽しい気持ちでゲームしててほしい。

この前そのことを1人のメンバーに話したら

『愛してるんやね(。-_-。)ポッ』

って言われてしまった(笑)

なんていうか、きっと当時のリーダーに見立ててるだけの、自己満足なんだと思う。

それに、口ではそういうけど、結構今のリーダーにも厳しいからね

そして後悔すんのw

『あんな言い方しなくても良かったよな…』

んで、次の日謝る。

変な奴だよw

三Onのときの幹部に

『そこが人間味があって良い』

って言われたことがある。

FF11のときにはきっとその人間味も無かったろうからなー


さて、なんか雨もやんだみたいだし、そろそろ次に切り替えようかな

なぜかいろいろなことが重なってしまう梅雨の時期

それでもやっぱり嫌いになれない心落ち着く雨

今日もまた、暑くなりそうです。

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ただ一枚の盾
もう早いものでFF11の世界を離れて4年半。


そしてMGOを始めてから1年9ヶ月になる。

最初は撃破・死亡関係なく楽しめていた。

サバイバルも、連敗しようとも楽しめていた。

だけど、もうずっと、勝てないとガッカリするし、死亡数が増えるとイライラしまくってしまう。

ウチのチームは16~17レベルくらいチームだから、いくら負けるといっても、1日の通算で負け越すことは無い。

もともとは、もっとチーム力も低くて、最大で18連敗も喫したことがある(過去ブログに記述)。

それでも楽しかった。

みんなで勝ちを求めて、1勝するまでは寝ない!!と平日にもかかわらずラストまでサバをやった日を思い出す。

俺らは今度こそ強くなったと、最近思っている。

だけど、だからこそ、今の状況にイライラするのかもしれない。

「勝つため」と思ってターゲットの運び役を自分からかってでた。

キャプチャー・レース・ボム タゲ関連の乱戦ルールは全て俺が運び役で、

それだけに相当数の死亡数が着く事もある。

自慢ではないが、おかげで勝率はグンと上がっている。

しかしそれでも、負けるときは当然あるわけで、そんなときは人一倍マイナスをつけられた戦績を残すことになる。

正直、運び役なんて援護もほとんどないし報われない。死んでばっかり。

「待ち伏せに対処できないおまえが悪い」つまるところそういうことになるのかもしれないが、

タゲ関連ルール。俺がタゲをもってる以上、俺がどこにいるのか、どこを走ってるのか、どこを目指してるのか、

敵にはバレバレなわけで、当然待ち伏せされる。それも1人や2人ではない。

3人居ても3人とも討ち取れることだってある。だけど、いつもそんなことができるわけないじゃないか。

なんで俺だけこんなにめんどくさいことやんなきゃいけないんだよ…

って、自分で決めたことなのに心から嫌になることが最近多い。

自分の立ち回りは味方を生かすだけの囮なんじゃないかとさえ思うこともあって、すごく卑屈になってしまう。

サバの後寝ようと思っても寝付けなくて、いつものように、そんなことを考えていた。

何で自分はそんな立ち回りなのか、そもそも何でそんなことを自分で決めたのか。

そんなときに思い出したのが、やっぱりFF11だった。

俺にはいろんなところでFF11の思い出が原点になってるような気がする。


俺は、FF11でナイトというジョブをメインに使っていた。

デカイ盾を持って、敵の注意をひき、一身にダメージを引き受ける役割だ。

ナイトを選んだ当初、盾役に「忍者」という選択肢はまだ無く、ナイト一択の気運だった。

最初からナイトをやろうと思って始めたわけじゃないし、EXジョブ取得を間近にするまで侍がやりたいと思っていた。

「早くおちゃむらいさんになりたーーいヽ( `Д´)ノ」なんてふざけたことを言ったりもして…

だけど俺はナイトを選んだ。

当時俺たちが運営していたLS(コミュニティ)の中で「みんな何のジョブにする?」と話し合っていたときに

「俺は暗黒騎士!」「自分はこのままシーフで」「俺ももちろん戦闘民族だぞ!」といったように、

魔導士志願を除けば前衛には攻撃役しかいなかった。

だから決めたのだ。

ナイトしかない。俺が盾になろう。

誰に請われたわけでも自己犠牲に回ったわけでもない。

みんなの前で盾になりたかった。PTで戦闘するときに、自分が盾なんだということを意識しだすレベル30過ぎから

攻撃では大したダメージ出せないけど、俺はみんなを守ってる。俺が居ないとPT成り立たないんだぜ(´∀`)ニヤニヤ

みたいな、そんな優越感の様な感情もあり、気持ちよかったし楽しかった。

だけど、ナイトに疲れるレベル50過ぎ

最初は自己満足から楽しかったナイトも、やっぱり今と同じで

「何で俺がこんな立ち回りをしなきゃいけないんだ…」

と思うようになった。

人間的に成長していないので同じところに陥ってしまうのだろうなとおもう。

ともかく、その理由としてナイトは死亡数が他に比べて多いのが事実で

もしも釣り役が失敗したまま敵を複数連れて帰ってきたり、戦闘の最中に別の敵にリンクして処理できなかった場合

敵全体の注意をできる限り引き受け、少しでも時間を稼ぎ味方を逃がすのがナイトの役割であった。

悶々としながらも、レベル60のAFフル装備を目指して毎日毎日PTプレイを続けていたある日

同じダンジョン内でフレがプレイしていることを知る。

その人はシーフをやっていて、釣り役のためうろちょろしていたので偶然見つけたのだ。

こっちもPT中なので、後で話しかけようと思っていると、そのフレが大量の敵を引き連れて逃げてきた。

いわゆる「釣りの失敗」

逃げるのに必死だったので悪気はないんだろうけど、そこには俺らのPTともう一つが戦闘中で、

そのままこっちに向かって走られたら2PT全滅の憂き目に合うところだったかもしれない。

そんな時突如1人が横から走りこんできて、インビンシプル(30秒間無敵になる代わりに敵の敵対心を高める)を含め、

アビリティを発動し敵の注意を一身に受け、前方に躍り出た。

他のPTにMPKすることになってはいけないと助けに来たフレPTのナイトだった。

いわれるまでもなく、みんなそのナイトが死ぬ前に逃げた。

敵がそのナイトを殺し、元の場所までゆるゆると戻っていったのを確認して、俺らも元居た場所に戻ったのだが、

その横たわったナイトの名前を見て「この人の名前、なんか前に見たことあるな…」と感じた。

するとその人物からTell(他の人からは見えない1対1の会話)が入る。

「これはお久しぶりですw恥ずかしいところを見られてしまいましたw」

彼はそう言った。


『誰なんだ』


しばしの沈黙を挟んで「あ!!」と思い出す。

恩知らずとは俺のような奴のことを言うのだろう。


その人は、俺がFFを始めて30分で入ったLSに所属していた人だった。

人数も多く、レベルも高く、新入りの俺にはわけのわからない会話ばかりをしていた。

だけど、MMOが初めての俺は、何の会話なのか、どこで行われてる会話なのか、一切わからず

何も気にしていなかった。

次の日インして、バストゥーク(街)のすぐ外で狩りをしていると、1人のエルヴァーンが後ろからケアルをかけてくる。

彼は当時からナイトだった。

「初めまして、LSのタカンと言います<(_ _)>」と、そんな感じの丁寧な自己紹介を受けた覚えがある。

当然チャットの仕方も知らない俺は(最初の2日はキーボードも持ってなかった)

その人から親切にチャットの種類やチャットの方法を教えてもらった。

そして「どこかいって見てみたいところはありますか?」と聞いてきてくれたのでコントローラーを使っての入力で、

「船に乗ってみたい」とお願いをして、バストゥークから出発しセルビナの港で船に乗り、

マウラの港からウィンダスまで連れて行ってもらった。

途中何度も死んでレイズしてもらったり、FF11の世界がどんなところなのか、ゆっくり丁寧に

初心者でもわかるように教えてくれた。

これはすごく難しいことで、自分の知ってる知識は「常識」と考えてしまう人間的に貧しい人には決してできない。

何がわからないすらもわからないのが初心者で「何がわかりませんか?」と聞かれても困ってしまう。

それを考えられる人だったからこそ、聞くまでもなく、噛み砕いて一つ一つ教えてくれたのだと思う。

俺がFF11に、MMOにハマッたのは、こんな親切な人に連続で知り合えたからだと思う。

街につくと競売所に案内され「ここは競売所という場所でして」から始まって、

競売のシステムもその日にちゃんと使えるように指南してくれた。

まるでチュートリアルのように「では」とおもむろに5000ギルを渡してくれて、

「装備を買ってみましょう」とそれはそれは丁寧に教えてくれたのだ。

買った装備・残ったお金のことを言うと「お祝いですw」と言ってくれた。

その間中LSチャットでは当時の俺ではわけのわからない会話が多く、

後から思うとネタバレになるようなことも平気でチャットされていた。

それを見てか「このLSにはたぶんまだ合わないと思いますので、こっちをつけてみたらどうでしょう?」

と、別のLSをくれた。

「自分が運営してるLSだから、こっちに来て」ということであれば、

『あ~親切心かと思えば自分のLSに勧誘したかっただけか』

ということになるのだけど、そのLSは、タカンさんのフレがやってるLSで、

付き合い上受け取っているだけに過ぎなかったらしい。

一緒にそっちのLSをつけて、俺が初心者であることなどをそのLSのリーダー(シャイナー)に紹介し、

まるで身内かのように骨折りしてくれた。

その紹介されたシャイナーという人も良い人だったんだけど、

やっぱり開始してすぐ「楽しみにしてたけどFF11ってこんなもんか…」

とレベル3で見切りをつけようとしていた俺に声をかけてくれて、

道中案内・システム説明までしてくれたタカンさんに知り合えたことが

FF11を楽しめた大きなきっかけなのは間違いない。

ネトゲをして、先に始めた他人からゲームの説明を受けたことのある人ならわかると思うが、

「~です」のような、丁寧な口調で説明できる人はほとんど居ない。

少しでも先に始めていると、まるで自分は大先輩であるかのように、

気が大きくなって多からずともタメ口で上から目線で偉そうに話すものだ。

あまつさえ初心者にたいして「俺はこんなことまで知っているんだぜ」ということを、

あえて初心者にはわからない言い回しで自分の「凄さ」をアピールしてくるキモいプレイヤーが多いのが現実で、

そんな中で真っ先にあそこまで親切なプレイヤーに出会えたのは奇跡だと思える。


(そんなタカンさんに紹介してもらったシャイナーさんのLSに在籍中に、野良PTで知り合った、以前に記した「戦友にも似た大親友」ガアラに出会うことになり、そこから自分たちのLSが始まる)


そんな恩人である相手の名前をすっかり忘れてしまっていた。

久しぶりに話しても、やっぱり丁寧な人だった。

「クラさんもナイトを選ばれたんですねw同志じゃないですか^^」

といってくれた。

レベルが意外にも同じだと言うことを知ると、

AF2を取りに行く予定があるので、良かったら一緒に行きましょうと誘ってくれた。

当時の俺は今以上に本当にアホで「この人は親切だから」と手伝いが必要になる度にお手伝いさんのように声をかけていた。

それでも、予定の合う限り「喜んで^^」と快く付き合ってくれた、ナイスガイだった。

レベルは同じくらいだったけど先輩であるナイトのタカンさんに

最近ナイトが嫌になってきました、死んでばっかりだし…といったような愚痴を吐いていると

タカンさんがこう言った。

「良いじゃないですかナイトw仲間を守って自分が死ぬ。こんなにカッコイイことはないです^^」
「きっとクラさんが犠牲になった数だけナイトとして磨きがかかってますよ^^」

この人はきっと聖人なんだろうと画面の前で苦笑したのを覚えている。失礼な話だ。

そんな話をしたある日、最後のAF取得のために、箱をあけるための鍵を取りに行った。

もちろんタカンさんも一緒だ。

鍵取りは「スキル上げの人も」という名目でメンバーを集めていたので、

白魔導士だからといって、必ずしも回復してくれるとはまったく限らないし

人数がいても、場合によっては半壊してしまうことがある。

そんな場合が訪れた。

取得狙いの最中に2体狩りしていたところ、モンスターの沸く位置も悪く3体・4体…とリンクした。

もう1人の優しい先輩黒魔導士フレがスリプガを唱え「後は頼むよーw」(蘇生)といって、スリプガがかからなかった敵複数にたこ殴りにされ、瞬殺された。

スキル上げメインの面子は早々に逃げようとする中、主催者でありナイトである俺は「また死ぬのか…」

と思いながらもいつものように引き受けようとしていた。

すると、前日に俺の愚痴を聞いたばかりだからか、タカンさんが俺の前に立って

アビリティ「かばう」>「インビンシプル」

を発動した。

「今のうちに^^」

と言われた。

『今のうちにあなたも逃げてください』と言っているのだ。

ナイトがナイトにかばわれて、逃げてくださいと言われているのだ。

「そんな馬鹿な」「何か違う」「俺もナイトだろ」

そんなことが一瞬で頭を駆け巡る。

そして俺のとった行動は、タカンさんの前に出て

アビリティ「かばう」>「インビンシプル」

「かばう」というアビリティを習得してから、俺が「かばう」を使ったのはそれが初めてだった。

当然、お互いかばいあったあげく、2人とも死んだのだが

「結局かばいあって2人して死んじゃいましたねーw」

と、笑い合えた。

たかが「自分が操作するだけ」のゲームのキャラだ。

だけど、そんなゲームのキャラが死んで笑えたのは本当に久しぶりのことだった。

この人はきれいごとであんなことを言ったんじゃないんだな…と納得した。

本当に仲間を生かして自分だけが犠牲になることを「カッコイイ」と思える人なのだ。

俺はことあるごとに人の生き方ややり方に共感してしまうので、タカンさんのその

いわゆる「騎士道」に感服し、真似してみようと思った。

なるほど、確かに気持ちがいいものだった。

「仲間を逃がして自分が死ぬ」それが自分の役割だと思えば

役割を果たしたとき「よくやった」と思えるようになった。

狩りで死のうが手伝いで死のうが、そんなことはどうでも良かった。

「死んだナイトが人一倍明るくしてないとみんなが楽しめないですよ」

タカンさんからの教えともいうべき言葉だ。

確かにな…

死んで「なんで俺ばっかり」「あーぁまた死んだし」

みたいにふてくされたり誰かのせいにしようとしてるような人に守られたって気分が悪い。

じゃあ最初からやるなよって思う。

自分が考えてることはそういうことだったんだと、そのときに気がついた。


自分は、仲間たちの盾になりたかったんじゃないのか?

みんなの前に立って戦いたいと思ったんじゃかったか?


死に際の努力なんて誰にも気づかれなくて良い、感謝されなくてもそれでいい

みんなが死んだことでさえも笑いにできるような雰囲気を作らなくては

それが俺の中でのナイトの役割だったのだと思う。

タカンさんのおかげで気持ちがふっきれた俺は、それからはホントに狩りであろうと手伝いであろうと

気持ちよくナイトがやれるようになった。

「気持ちの問題」些細なことのようで、とても大きい問題。

それから、LSメンバー全員との各ミッション・BC・ハクタクといったNMまで、盾役俺1人で全部やった。

本当に気持ちよくナイトを全うすることができた。

恥ずかしながら自分でも「良い盾だったんじゃないか」と思う。



およそ5年前には持っていたはずのその気持ちを、すっかり忘れていた。


「いいじゃないですかナイトw仲間を守って自分が死ぬ。こんなにカッコイイことはありません^^」


うん、俺もそう思う。だから今もナイトやってるよ。

「騎士」なんてかっこいいものじゃないけど


仲間の前に立つ、ただ一枚の盾として。

素晴らしき世界




20070122013131.jpg






(この記事は後編になります、前編は→ここ←)

こんばんは、今日はちょっと喪失感のあるアルゼです。

久しぶりにネットゲームのことでも書くとします。

それも大真面目に。

以下本文


今日、諸事情により意を決して、FF11にログインしてきた

何も変わらない町並みが、どこか見慣れない世界に感じる今夜

すごく重たかったこの約2年

やっとまた、この世界に足をつくことができた

まだ残っているフレンドリスト

オンライン者に見知った名前がいくつも表示される

あぁ、こんなに長い間いなかった俺を

誰も削除していないんだな

そう思ったら嬉しかった

そんなことを考えていると、

テルが来る

B「おおおおおおおおおクラ!!!やっともどってきたか!!!

  待ちわびたぞ^^

  懐かしいなw今どこにいる?そっち行くぞw」


と、俺の反応も待たずに、一人でしゃべっているブラック

そう、こいつが俺が辛かったとき心の支えになってくれた男の一人だ

俺「キー打ち早くなったんだなw久しいなブラック^^待ってるぞ~w」

そうすると次は奴からテルが来る

俺とともに歩んでくれた戦友にも似た大親友

G「クラ^^待ってrたぞ^^」

ただその一言が心にしみた

きっと、話かける前にどう話しかけるか迷った末の一言だろう

口が決して達者ではなかったガアラ(今は違う名前だけどそう呼ぶ)

それでも震える手で打ってくれたのであろう温かい一言

俺「おすガアラw待ってたってホントかよww大げさな奴だなw」

素直には話せない俺

そうして、仲の良かった3人で久しぶりに集まった

別々になってしまってからは、ガアラとブラックも逢うのは同じくらい久しぶりらしい

それから3人でいろいろと回った

初めてガアラと出会った場所

初めてLSを結成した場所

3人で行ったところほぼすべて回った

俺は思い出に関して言えば仲間内誰にも負けない記憶力を持っている自信があった

きっと、俺だけしか覚えていないだろうということも

だけど、話すこと話すこと3人とも同じ内容だった

2年ぶりに戻ってきて、

しかも、あんな終わり方をさせてしまって、

それでもそれに一切触れることなく温かく迎えてくれた二人

思い出話に華を咲かせ

各地を巡る俺ら三人

だけど、きっとわかっていたのだろう

俺が戻ってきた意味を

話が終わらないように、

あれもあった、これもあった

あそこにも行った、あんなこともした

等など、思い出は全て語りつくしたろう

辛かったこと楽しかったこと嬉しかったこと悔しかったこと

涙を流さずには語れない二人への感謝と思い出

深く思い出し話すたびに、目頭が熱くなった

何度も涙が流れた

それでも、この二人には悟られないように

強がってみせていた

これが最後なのに

最後だからこそ

そう、決めていた

前にも語ったが

このガアラという男

やはり俺の中で作っていた枠を越えている人物だったんだと思う

思い出も話つくし、あえて行く必要のないところまでうろうろしつくして

座り込んで話をしていた

一瞬の沈黙

もう、このあたりだろうな

そう思い、切り出そうと思った

俺「あのさ、俺二人にはちゃんと話しておきたいことがあるんだ

  ガアラ、ブラック」


G「クラ、そんなことよりまた一緒に俺とLSをやらないか^^

  もういいだろうw意地をはるな^^」



『もういいだろう、意地をはるな』

その一言がどれだけ俺に効いたか

彼女より、友達より、

誰よりきっと、一番俺のことを理解していたであろう男の一言

突き刺さる言葉

ただでさえ目が腫れるくらい何度も涙目になり、何度も涙を流しているのにこの一言

緩んだ涙腺はそのまま緩みっぱなし

G「また一緒にやろうぜ^^

  楽しかったろう一緒にいた頃が一番w」


『楽しかったろう一緒にいた頃が一番』

恐ろしい程心を読まれていた

以前にも『わかるよ^^クラのやりたいことくらい^^

そう言って、俺がどんなことをしようとも一度たりとも俺を批判せず

最後まで俺を守ってくれようとした男

それがガアラ

痛烈に心を打つ一言に

涙がすでにとまらない俺

G「ブラックも良いよな?」

B「あたりまえじゃんw

  また楽しくやりたいな^^

  スティーブは引退しちゃったけど、クラみたいにまた戻って来るよなきっとww」


俺「ちょっと待ってくれ

  そういうわけにもいかないんだ

  今日はけじめをつけに来たんだ

  これが最後だ」


G「何がケジメだw俺らの前でかっこつけんなよ^^」

B「www」


俺「真面目に聞いてくれ

  今まで言ったことないはずいこというけど、ちゃんと聞いてくれな」


ログインする前から、ずっと、各地を巡りながら、ずっと、

考えていた言葉を、やっと話す決心をした

俺「今まで、俺を支えてくれた二人に、感謝してるよ

  俺は、何もかも自分ひとりでやってるように見せたいだけで

  結局はおまえらが頼りだった

  ガアラの一言がいつもどれだけ俺に効いてたか

  ブラックの優しさにどれだけ助けられたか

  俺が辛かったとききつかったとき、どうしようもなくなったとき

  いつも側にいたのはおまえたちだよ

  いつも側にいてくれたのは

  きっと、二人がいなかったら俺はこんなことすらできていないと思うんだ

  俺はガアラから受けた恩を絶対に忘れない

  最後まで俺の味方でいてくれたガアラ

  あのときはそっけない態度で、おまえの励ましにすぐにこたえることができなかった

  だけど、心の底から嬉しかった

  おまえがジュノで、LSの勧誘のシャウトに俺の名前をつけてくれてたことが

  涙が出るほど嬉しかった

  『おかえり』ただその一言をくれたおまえに心の底から感謝してる

  いろいろあった

  おまえとの思い出、おまえに対する感謝が山のようにあるよ

  ブラック、いつもいつも、自分の時間潰してまで俺の注文を聞いてくれたよな

  きっと乗り気じゃないときもたくさんあったろう

  今日はあれしよう って予定たててた日もあったろう

  それでも、文句も言わず付き合ってくれた、俺がこの世界で

  あのLSで、自由にできたのは、必ずおまえが俺を手伝ってくれたからだよ

  わかってたよ

  本当は俺と同じくらいLSのこと、メンバーのことを考えてくれた末のこと

  ゲームなのにも関わらず、ブラックには一番迷惑をかけたな

  誰かがシメていかないといけないと思ってた

  その役が俺なんだと勝手に思い込んでた

  だからあの頃はこんなことは言えなかった

  ガアラ、ブラック

  ありがとう

  本当に、心の底からありがとう

  二人のおかげで、俺はこの世界からちゃんと去ることができる

  正直に言う、涙がとまらない

  本当はこれで最後だと思うと、悲しくて寂しくて、本当にたまらない

  それでもここで終わらなきゃいけない、そう決めたんだ

  やっと決心したんだ

  温かく迎えてくれる二人にいつまでも甘えていられない

  二人なら…と思うとどうしてもいつでも戻れる気になってしまう

  だから、これが最後だ

  絶対に最後にするんだ」


G「さっきから聞いてれば、何言ってんだw

  おまえは、俺らがいないと何もできんのだろう^^

  一人でどうする?

  俺はおまえとずっと一緒にやっていたいぞ

  約束したろう、3人でお互いの結婚式に出席しようなってw

  いつでも戻ってこいよ^^

  2年間、長いもんだな

  おまえと一緒にいた期間とそう変わらんw

  それでも、みんなで過ごした3年の方が何倍も大きく感じるぞ^^

  おまえがきつくなったら、俺が支えてやる

  おまえが責められても、俺が味方でいる」



体の震えがとまらない、涙が収まる気配がない

こんなに泣くのかって程泣いている自分に驚くくらい

B「そうだぞクラ、あの約束はちゃんと守らなきゃダメだぞw

  クラ、それに俺は負担を感じたことなんかないよ

  クラが感じたように、あれが俺の与えられた役割だと思ってたからなw

  うれしかったよ

  俺は、前にも話したとおり、

  元々ゲームを通してキー打ち覚えたかったのに

  前にいたLSではほとんど話もできなくて

  それでそっちのLSに行ったらチャットが楽しくて

  気使ってくれたからメンバーとも仲良くなれて

  楽しい時間だったよ

  だからこそ、クラがダメになりそうだったとき

  ガアラが左脇を支えるなら俺は右脇を支えるんだって

  勝手にそう思ってたよ

  俺も、あの楽しい時間がずっと続くと思ってたんだけどな~w」



俺「二人とも、ありがとうな

  長い間付き合ってくれて、長い間忘れないでいてくれて」


G「忘れるわけないだろう^^」

B「あたりまえじゃんw

  こっちが忘れられてんだろうと思ってたよw」


G「おまえは、一人じゃ何もできんのに

  何でもかんでも自分でやりたすぎるんだよw

  おまえがいなかった2年間

  クラがいればなぁと思ったことも何度もあるぞ^^」


それから、いろいろ言って二人とも引きとめようとしてくれた

こんな俺を

引き止められるほど、俺は何かしてやれたんだろうか

こんなに偉そうに締めくくれるほど

立派なことをやってきたんだろうか

今更になってそんなことを考える

どんなときも助けてくれた二人と、これがきっと永遠の別れ

これからは、どんなことも力を借りずに生きていかないといけない

守れなかった約束

守りたかった約束

そして、最後のやり取り

俺「それじゃあ、本当にこれで終わりだ

  今までありがとうな、ガアラ、ブラック

  二人のこと、思い出、絶対に忘れないからな」


俺は、ありえない約束をするのが嫌いだから

普段から真面目な場面では『絶対』という言葉は使わないのだが

例え、いつか忘れてしまうことだとしても

この二人とその思い出だけは絶対忘れたくないと思っている

きっと、画面の前では目が潤んでいるのであろう心優しい男たち

B「話戻すつもりはないが、またいつでも戻ってこいよ^^

  俺もクラを待ってるぞw楽しい思い出をありがとうな^^」


G「あたりまえだ、忘れられてたまるか^^

  俺は何があってもおまえのことを忘れん、この世界でおまえと戦ったことを

  おまえと過ごした3年間だけは絶対忘れん

  クラ、また逢おう^^」


そう言ってくれた

何か残念なことがあったわけじゃない

よくある感動的な別れというやつなんだろう

だけどすでに満身創痍、ズタボロの俺

卒業式にすら出なかった俺は、こんなに完全な別れは全く経験したことがなかった

それでももう後にはひけない

今更『引き止めてくれたのが嬉しかったからやっぱり残るわw

なんてことを言う気はサラサラない

俺は、自分の意志で、ここを去っていく

楽しかった思い出と、とても辛い思い出と

最後の最後まで俺に付き合ってくれた我が人生最高の男たち

絶対に忘れない

忘れたくない

どんなに辛いときでも、二人がいた

どんなに嫌なことがあっても、二人がいた

ありがとう

本当にありがとう

ガアラ、ブラック

落ちた後も、タオルに顔を押し当てて、嗚咽するほど泣いた

恥ずかしいくらい

目を真っ赤にして

これで本当に終わった

楽しい世界だった?

苦しい世界だったかな?

やっぱり、

嬉しい世界だったのかなぁ?

もしかしたら

辛い世界だった?

思うところはいくつもあり、

考えようによってはいろんな世界になりえるんだ

だから

最後に〆るならやはりこの言葉になるのだろう

素晴らしい世界だった

そう思えた

ここまで何かをやりきったことは無かったから

大きな喪失感がある

だけど俺は、この思いを胸に

生きていこうと思う

リアルよりもリアリティーのある世界での人間関係

きっと、誰もが経験できない経験を多分にすることができた

ありがとうヴァナディール

素晴らしい世界をありがとう

長い間、俺の心の支えだった

ここまで『自分』を掛けてするネットゲームなんてこの先ないだろうな

ゲームをしない人、ネットにうとい人からすれば

意味のわからないことであろう

自分のキャラクターのいる街を

方々に走り回っているキャラクターは、

全て、自分と同じ『本物の人間』が操作するキャラクターなのだ

例えば、傷の舐めあいかもしれない

例えば、儚い一瞬の夢かもしれない

それでも、その世界を共に生きた

紛れもない『人間』の生きた記録

これで俺、クラウドのお話はオシマイ

深呼吸一つしたら

頑張って寝てみよう

きっと夢を見るだろう

どんな夢になるかわからないけど

願わくば

素晴らしい夢を





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今夜はちょっと語ってみようと思った
FF11SS







俺は、3年以上FF11をやっていました。

このSSを見て、ふと、なつかしい日々を思いだしました。

上のSSは俺たちの全盛期です。

先にFFの世界を出たのは俺です。

だけど俺には、いつまでも一緒にいて、いつまでも一緒に冒険をしていたいと思った大切な仲間たちがいました。

一緒にやっていこうと、最後まで二人でこのLSを守っていこうと、約束を交わした戦友にも似た大親友がいました。

………………
………………
………………

(自分のキャラのことは頭文字をとりKと表記する)

俺は、FFを始めてすぐ、ある男と知り合った。

そいつとすぐにフレ登録をしてから、毎日のように一緒に遊んでいた。

そいつがある日言いました「なぁK、俺と一緒にLSをやらないか^^」と。

元々俺はそういうものが大好きなので、ノリノリで「おお、いいな!やろうやろうw」と約束を交わした。

それから、こういう約束もした。

「サポジョブ一緒にとりにいこうぜ」

「チョコボ乗るときも抜け駆けすんなよw」

「ドラゴンもいつか一緒に倒しにいこうな!」

と。

そうだなぁ、ついさっき「毎日のように」と記したけど、そんなに何日ってほどでもなかったかなw

この男(以後キャラ名頭文字をとりGと表記する)はとてもいい加減で、

時間にルーズで、20時約束でも来るのは23時過ぎになったりってのがザラでした。

最長12時間遅れて来ることもあった。

そのくらい約束の時間を守ったことの方が本当に少ないやつで、俺はそれでも怒らなかった。


もちろん、最初はなんなんだこいつは…と思ったこともあったけどw

FFを開始してから2週間程たった頃、俺はすでにジュノに到着し、

チョコボに乗れるようになっていた。

ドラゴンも、別の人たちと一緒に倒しにいっていた。

俺はGとの約束を破ってしまった。

一つならず二つまでも。

そのことをGに話すと、Gは

「ははwそうかwKいっちゃったのか^^強かったか?」

こう、言った。

「ホントに悪い、約束やぶってしまって」

俺がそういうとGはまた

「別に気にせんw道案内がいないとどうせ苦労するしな^^w」

と言ってくれた。

俺もその時は

「あぁ、確かにそうかもなw道だけはちゃんと覚えてきたから任せろ!」

と言っておいた。だけど、その日寝るときに、思った。

『Gはホントに腹がたたなかったのか、もし俺が逆の立場だったらどうだったろうか』

もちろん実際その状況にならないとどうしたかなんてことはわからないが、

でも俺はその時

『俺は大事な約束を二つも破った、それでもあいつは怒らなかった。俺もあいつが時間にどれだけ遅れて言い訳しようと、絶対に笑い飛ばしてやろう』

と、そう決めた。

こいつにだけは自分より小さい人間だと思われたくなかった。

きっとそういう張り合いの気持ちもあったのかもしれない。

今になって思う。

あいつは俺に

「別に気にせんw道案内がいないとどうせ苦労するしな^^w」

そう言ってくれた。

あいつの中ではすでにあのときから、

俺は無条件に一緒にいる間柄だったのだと思うと、

その信頼に最後まで応えることができなかったことが悔しくて、悲しくてたまらない。

それから俺たちは約束どおりLSを作った。

リーダーは柄にもなく俺が引き受けた。

名前は【KnightsOfRound】

円卓の騎士、きっと、俺の理想と意味が違うが、俺はこの言葉が大好きだ。

俺は、メンバー1人1人を差別したくない。

人間だから、人の意見に流されることだってある。

それでも、LS内でだけは、みんなが楽しくやっていけるように、

居づらい思いをする人がいないように、そうしたかった。

だが、結局俺がリーダーに向いていなかったのだろう。

創設2ヶ月たらずでLSは解散ということになった。

解散が決まった決定的な出来事は、

俺が落ちた後に、残ったメンバー全員でウィンダスに集合してLS会議をしていたらしい。

俺に不満があるのだと、ついていけないと、

このままではみんながバラバラになってしまうと、

そういう名分であるメンバーが発言したのだという。

俺はそんなことも知らずに、次の日インすると、

いつの間にか解散することが決まっていた。

何が何かもわからず、メンバーの1人に聞いてみた。

そして夜中の会議のことを聞かされた。

正直あれほどの怒りと屈辱を感じたことは今までに一度たりともなかった。

そのときはもう、LSにいたはずのメンバーは、

その不満を発言したメンバーの作るLSに誘われたり、

そこに入らずちりじりになったメンバーたちもいて、

ほとんどLSに残っていなかった。

俺は腹が立って、すぐにLSを捨てた。

その後すぐに、このことも聞かされた。

「Gだけは、次々みんなが流されていく中一人だけ、最後までKをかばってたんだよ」

と。

なんということか、あの適当なやつが、口も大して強くないあいつが、

俺のためにみんなを敵にまわしてたった一人で俺をかばってくれていたのだという。

思い出すだけでも涙がにじんでしまう。

あの絶望感の中にあれだけが救いだった。

とても、とても嬉しかった。

だけど、あいつ(G)が来ると、

「気にすんなよ、あんな奴らwおまえがリーダーなんだ^^」

そういってくれた。辛かった。

俺のせいでこいつにまでとても辛い思いをさせたのだと思うととても辛かった。

同時に恥ずかしかった。

そのために、

「もうほっといてくれ」

と、礼も、わびる言葉もなく、そう言ってしばらく1人でウロウロするようになった。

それから多少なりとも気持ちがおちつくまでに2週間くらいかかった。

いつものように、ジュノの港で競売を見ていると、

見知った名前がシャウトしているのが見えた。

「こちらまだ新設LSのミッドナイトエンジェルです!
 この鯖で一番でかいLSにしたいと思ってます!興味のある人はぜひ テルください^^K」

一番最後にKと、あいつが呼んでいた俺のあだ名が何の脈絡もなく入っていた。

あれを見て心の底から嬉しかった。

Gが俺のことを忘れていなかったことが、俺を探してくれていたことが。

思わずテルした。いてもたってもいられず速攻

あいつは、

「おおKか!やっと見つけたぞw元気してたか^^」

そう言って余計なことは何も聞かず言わず、俺をそのLSに迎え入れてくれた。

あいつのその心が温かくて、

大量にいる新規メンバーに混じってそこにいた旧メンバー2人の「おかえり~w」という言葉が嬉しくて、

俺は泣いた。

ゲームやってて泣くことになるとは最初思いもしなかったことだw

それから俺は立場を確立し、LSの中で副長と呼ばれるようになった。

リーダーや隊長などと呼ばれるよりもとても気持ちが良かった。

今度は俺が、こいつを支えようと、そう思った。

最後まで俺をかばってくれたこいつを今度は俺が…

そう、決めた。

それからというものとても大変な日々だった。

元々メンバー集め以外、メンバーの管理というものに一切関心のない奴だったから、

メンバーの管理は自然と俺の役割になっていた。

最初の目標はあくまで【鯖で一番でかいLSにすること】だったが、

やはり人が増えるというのは同時にまとめるのが大変になってくるもので、

おかしな連中も増えてくる、特にLS掛け持ちの連中は、

ここのみが居場所ではないために自由奔放な振る舞いをして、

回りに迷惑をかけまくっていた。

特に一番問題だった奴がYというやつで、

最初は隊長であるGをさんざんにからかっていたが、俺がきれようとするたび、Gが

「こいつがこういう奴なのは最初から知ってていれてんだから、キレないでやってくれw」

テルでそう言われて、俺はどうすることもできなかった。

だけど、そいつがとうとう一般メンバーの1人を徹底的に傷つけてその人を退会にまで追いやった。

さすがに我慢する必要はないと思った。

それなのにGは

「あいつの対応と処分は俺に任せてほしい」

そう言った。

あいつにしては珍しく説得に成功し、

その人が退会していく前に謝罪をさせ、LSに残ることを許さないと約束させた。

うまくいったはずだった。

それなのに、Yはいつまでもでていかず、

それどころか勝手にLS内で派閥を作り始めた。

この状況になってはもうこいつを消すだけでは意味がないと判断して、

LSの解散をGに勧めた。

すでにもうそれしかなかった。

しかし、素直に解散なんかする気はなく、

これからもうまくやっていけそうな面子を俺が1人1人選んで新しいLSに招待した。

もちろん隊長はGだ。

これから先も苦楽をともにしていく幹部メンバーもこの時すでに決めていた。

人の良いBに、さすがに最年長なだけあって信頼のできるS、

最年少のくせに生意気なM、Mの兄気取りなすました感じのN、

それに俺とG、後々いなくなってしまう人たち含め総勢15人で再構成した。

俺は今度こそ、Gがなんと言おうとLSは俺が徹底的に管理することを決めた。

こいつの、そして俺の居場所は絶対に俺が守ろうと思った。

LSの棋風に合わない者は俺が消した。

考えを同じくできない者は誰であろうと俺が消した。

陰でなんと言われてたかくらいはだいたい想像のつくことだ。

いったい何十人に恨まれたか知らない。

ホントに知らない、

知ったことじゃない。

俺は俺たちのLSを守りたかっただけだから。

それから俺は、例外無くみんなの手伝いをした。

どんな奴でもLSのメンバーである以上みんなの手伝いをした。

頼みにくいような、そんな状況も作りたくなかった。

そうこうしながら、なんとかうまくいってると思っていた。

そのはずだった。

だけど、意外なところでほころびが出来た。

RPGというものは、レベルが上がれば上がる程値段の高い装備が増えていく。

そうなれば、それが欲しいと思うのも無理のないことだ。

むしろ当然のことだと思う。

Gが急におかしくなった。

「俺はスコピオがほしいんだ・・・」

「落人も早くとらないと」

「皇帝いつ付き合ってくれんだよ」

「ゼニほしいな・・・」

口癖になっていた。

そのときはただ、

「しょうがねえな、今から行くか、Bも付き合え」

(夜中なのもあり、その時活動しているのが3人しかいなかった)

といい、3人でオズトロヤ城に落人の篭手という装備を取りにいった。

どういう条件でモンスターが出るんだったかももう正確には覚えていないが、

何時間も夜中なのにもかかわらず粘って、

やっとそのモンスターをとることができた。

3人でやるのはあれが最初のまともなNMだった。

100%ドロップでは決してない。

むしろ、10回やってもでないようなものだ。

それなのに、たった一発で出すことができた。

3人で、同じ温度で喜んだ。

出たことが嬉しかったから。

3人で初めて挑戦して、それを出せたことが嬉しかったから。

【LS内では派閥を作らない・平等にみんなで】

が自分で決めたルールだったが、この3人は取り分けて最初から仲がよかった。

そのこともあり、俺は特に嬉しかったなぁ

そして、調子に乗ってその足でバルクルム砂丘に皇帝虫の羽飾りを取りに行った。

会話は盛り上がっていた。

「この流れなら一気に出せるだろう!」

「おう、このままいこうぜ!!」

「え~眠いって^^;」

盛り上がりきれてないのがそういえば1人いたんだった。

Bはすでに眠かったらしいが、

土曜日か日曜日なんだから!ということで半ば強引に付き合わせたのを覚えている。

現場について、またもやモンスターを待ち続けること数時間、

もう日が昇りだすくらいの時間だった。

「やっぱそう簡単に連続でってことはないよなw」

と発言したときに

「出来た」とBがいう。

何が出来たんだ?と思いつつ

「何いってんだ寝てんのかw」

などと言うと

Gが

「おいK!Bが闘ってるやつだぞ!早く!!」

と、言っていた。

『あぁ、出た ってのを焦って 出来た って打ちすぎてたんだなw』

とにやけながら、そんなに強い敵じゃないんだけど戦闘に参加。

戦闘終了間際Gの切実な

「出ろ!!!!!!」

の一声

戦闘終了

・・・・

・・・・・

・・・・・・

バルクルムエンペラーは皇帝虫の羽飾りを落とした。

3人「でたーーー!!!!!!!!」

俺「すげぇ、連続で出るなんてありえんw」

G「いや、俺は最初から出ると思ってたけどな^^」

B「もう寝て良いかな(-_-)zzz」

というような会話をした。

俺もBも、金は無かった、欲しいものもあった。

だけど、とても高価なものだったが

二つともGにあげることにしていた。

Gは本気で喜んでくれた。

俺はそれを見るのが嬉しかった。

それだけでやった甲斐があったというものだ。

それからGは更に金と装備を求めるようになった。

簡単に手に入りすぎたのがいけなかったのかもしれない。

やはりレアというのはレアだからこそ意味があるわけで、

簡単に出てしまっては意味がないのだろう。

それから暴走発言を続けて、

Gはいつのまにか金儲けのみが目的のLSにいってしまった。

悲しい気持ちはあったが、

本心を言えばあの時は金の亡者になっていたGと一緒にいることになんの意義も見出せなかった。

だけど、金儲けに飽きたらきっと戻ってきたがるんじゃないか、勝手にそう思っていた。

なので、LSのメンバーは解散せず、新LSの隊長を最年少のMにまかせ、副長には俺がついていた。

メンバーの加入も数人しかなかったおかげか、もめごともなく順調に進んでいた。

やはり、通して思うのは、一気にメンバーを増やすのは愚策である。

1人1人なじんでから増やすほうが定着するし、

みんなが1人を気にかけることで自然と輪になることができる。

だが、信頼していた自称30代の主婦プレイヤーが挑戦的言動を繰り返すようになった。

結局その人物はYのように派閥を作ろうとしたが、

徹底して管理していたため誰にも同意してもらえず1人で消えていった。

ちょうどその頃、Gが

「俺どうかしてたよなぁ;なんか、金稼いでばっかいたら虚しくなってな^^;」

と言ってきた。

俺はGが俺にしてくれたように、余計なことは聞かず言わず、LSに迎え入れた。

もちろん隊長として。

Mには悪いけどそういう約束だったからね

それからは8ヶ月の間、ほとんど揉め事は起こらなかった。


そういえば、一つ起こってた。

最年少のMが、俺が落ちてる間にGに不満を言ったらしい。

そしたら、Gは

「KはLSのことで頭いっぱいなんだ、おまえがここにいるのもKが誘 ってくれたからだろう?こうやっておまえがKの文句を言ってもKは 今さらおまえを外さない。大事な仲間だと思ってるからだよ。だか  ら、もう少しあいつのことをわかってやってくれ^^」

そう言ったという。

そのことを、次の日インして、俺の愚痴をGに話したM本人が俺に教えてくれた。

…怒るに怒れなかった(笑)

しかもこの時俺は、こいつ(G)はもう何も考えていないんだろう、

俺のこともあまりわかっていないんだろうなと思っていたから、

この的確な言葉に、こいつホントは、きっとちゃんとリーダーなんだと思った。

その上でこいつは俺に

「K、これからも一緒にLSを守っていこうな^^」

「Kが良いと思うことなら俺は反対せんw」

と言ってくれていたんだと思う。

その言葉通り、Gが俺を批判したことも、俺の管理方針に反対したことも、一度たりともない。

だから、その前もその後も俺は変わらずLSを徹底的に管理していた。

例えば俺が

「今から○○行こうか」「○○行くぞ」

そういえばすぐに12人は集まっていた。

最初に決めたとおり、メンバーを名指しで誘うようなことはほとんどしなかった。

全員で行くために。

そのお陰で、みんな何かやるときは必ずその時居る全員でやるようになっていた。

妙な派閥や陰口はもうなかった。

コソコソする者もいなかった。

俺はとても満足だった。

やっと俺たちの居場所が完成したと思った。

その年の大河ドラマは偶然にも新撰組がやっていた。

みんな口々にこのLSは新撰組みたいだなどと言っていた。

俺のことを鬼副長だとか言って笑っていた。

幸せな空間だった。

それから決めたんだったな。

(局長改め)団長にG

副長に俺

総長は人の良いB

(実際の新撰組とは意味が違うが)参謀に最年長のS

それを除く序列

1位に結局のところ何があってもGと俺をしたってくれた最年少のM

2位は俺のことは最初から最後まであだ名にさん付けだったおすましな


3位にホントは男だろ?ってくらい男勝りなA

4位に誰かの後にかくれたがるような名前負けしているD

5位に年のわりに話し方が子供っぽいI

6位に

………

もう、いいか。

順位をつけて遊んでたのは、例外なくみんなが同意していたからだ。

俺は終盤、LSメンバーと出かける以外はジュノ港モグに篭ってLSメンバーとチャットするだけになっていた。

別に飽きたわけじゃない。

ただただ、俺が作ったその空間にいることが幸せだったから。

GはLSでみんなでチャットしているときにこう言ってくれた。

「Kは、チャットしにきてんだもんな^^」

「おまえはFF=LSだもんな^^」

そう言ってくれていた。

ただそれだけで、ホントに俺のことをしっかり理解してくれていたんだと思えた。

終盤の出来事だけに、昨日のことのように覚えている。

どんなときでも支えてもらっていたのは結局俺の方だ。

いろいろ問題のあるリーダーではあったが、人望が厚かった。

人徳というもの、カリスマ性というものは実際あるのだと知った。

俺がこうしてやってこれたのも、間違いなくGのおかげだ。

Gに相談できないことを愚痴のような話でも聞いてくれた人の良いBにも支えられたところも大きい。

Gと俺に大した不満ももらさずついてきてくれたメンバーにも感謝だ。

Gは、リーダーで失敗した俺を副長という位置にしてくれた。

リーダーで思い通りにできなかったことを、

副長として思い通りにすることができた。

今思うことだが、結局のところあいつにはあいつの、

深い考えと理解があった上で俺をそのままにしてくれてたのかもしれない。

今ひどくあの頃が懐かしい。

夜な夜な思い出して眠れなかったりもする。

もう二度と戻ることができないあの空間。

幸せだった昔、そこには強くひきつける力があるものだ。

このメンバーで行かなかったエリアはほとんどないはずだ。

何をやっていても楽しかった。

たとえくだらないことでもLSがあったからこそ楽しかった。

解散したときの状況理由はもう書くことはできない。

ただ、冬の寒気がまだ残る、初春のあの日に、

俺はあの世界を出ることになった。

本心から出たかったわけじゃない。

俺のFFがなくなってしまったからだ。

なくなった以上もどることはできないから、戻りたくても戻れない。

後悔先に立たず、いくら悔やもうとも分岐点に戻ってやりなおしたくとももう無理なのだ。

まだ夜になったばかりの時間から次の日の朝7時まで

みんなで時間を忘れてチャットし、笑いあっていたころが夢のようだ。

Gに逢って謝りたい。Bにお礼が言いたい。

それができない。

風のうわさで、Gは今キャラ名をつけかえて空LSの頭領をやっていることがわかった。

もう長いらしく、あの鯖ではちょっとした有名人になっているという話だ。

あいつは前から、

「なんで晒されたくないんだwどうせたった1回しかやらないネットゲー ムなら、誰にも名前を覚えられないまま終わっていくのは寂しいだ  ろ?俺は、絶対この鯖で有名になってみせるぞ、どんなことでもね^ ^」

そう言っていた。

だから奴からすれば本望なんだろうなw

Bはというと今もちまちまといろんなLSを掛け持ちしてウロウロしているらしい。


過ぎ去った思い出を今日はふと思い返してみた。

そんな気分にさせてくれた人がいた。

………………
………………
………………

俺には、いつまでも一緒にいて、

いつまでも一緒に冒険をしていたいと思った大切な仲間たちがいました。

一緒にやっていこうと、

最後まで二人でこのLSを守っていこうと、

約束を交わした戦友にも似た大親友がいました。

それが当然の毎日で、終わることなくずっと続くと思っていました。

みんなには俺に負けないくらい大事に思える仲間はいますか?

もしいたら、その人たちのことをもう一度後悔のないように大事に思ってあげてください。

俺は大事な仲間を守れず、結果的にFFを去り、

大事な親友を裏切る結果になってしまいました。

そんなことを思い出しました。

夜はもう肌寒い秋の一夜のお話でした。


<<続>>

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